雪山に適したゲイター(スパッツ)の選び方を解説
雪山に適したゲイターを選ぼう
夏山と雪山で異なる雪山の装備の一つにゲイターがあります。
え!?何が違うの?
生地、長さなど異なる部分がありますので、どんどん解説していきたいと思います。
雪山用は厚くて、長い!
雪山向けに使われるゲイターは生地に厚みがあり、丈夫と言われています。
雪山を始めて間もないうちはアイゼンがひっかることも多々ありますので、そんな時はアイゼンからパンツを守ってくれるのがゲイターです。
また深い雪の中で歩行をする場合は、雪の侵入を防ぐ効果があります。そのため長いゲイターを装着します。
ゲイターの本音
アイゼン歩行にも慣れ、ゲイターの用途を兼ね備えているパンツを所有している場合はゲイターが無くても大丈夫なこともあります。
本来登山靴とパンツのすき間を無くし、パンツの裾のダブつきを無くすのがゲイターの役割ですが、足元が寒いからゲイターを装着しておくという場合もありますので、防寒を目的に装備する人も多いようです。(そんなこともあり入門者、初心者としては必須としておいて良いかと思います。)
予算の都合上何かしらの装備を省きたい場合、夏山のゲイターで兼ねることもあります。その時はサイズが小さいため装着に苦労すること、生地が薄いためビリビリになる可能性があることを了承しておくと心の不安も減ることかと思います。
靴への装着(引っ掛ける程度)もありますが、ゲイター付登山靴でも無い限りは関係が無いので心配は無用と言えます。
写真はゲイター付登山靴(左:スカルプ・ファントム6000、右:スポルティバ・バツーラ2.0GTX)
選び方は簡単
ゲイターは意外と高価で5千円以下で入手できるのは稀で高価なもので1万円前後します。
失敗したくないゲイター選びですが、一度良い物を購入した場合は5年、10年と活躍してくれることになると思います。
選び方は簡単で、
- ベルクロ or ジッパー or ベルクロ&ジッパーの3つの中から好みの物を選ぶ。
それだけです。
細かい部分は合わせる程度で良く、頭を悩ませる部分ではありません。
ここでの注意点はジッパー。
雪山ではジッパーが色々なところでポイントになります。が、細かいことはまたいつか。
ジッパーは単体だと不便なだけ。
手袋をしており手作業がしづらくなっている状態でのジッパーは不便極まりありません。さらにジッパーが露出している場合は凍結していることもあります。そのためジッパーじゃなくてもいい物であればジッパーは避けることをオススメします。
ただしジッパー単体の性能は馬鹿にはできませんので、ジッパーの上にベルクロがあるゲイター「ベルクロ&ジッパータイプ」を選択するのも一つと言えます。
正しい選び方:ベルクロタイプ、ベルクロ&ジッパータイプのゲイターを購入すること。
ゲイターを買ってみよう!
店頭に並ぶゲイターを含めてもそこまで多くの種類のゲイターがあるわけではありません。
雪山で活躍する主なゲイターをピックアップしてみました。
ブランド名 商品名 価格 |
ゲイター | ベルクロ or V&Z |
OUTDOOR RESEARCH |
ベルクロ | |
SEA TO SUMMIT |
ベルクロ | |
ベルクロ | ||
ベルクロ | ||
ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 8,200円 |
ベルクロ & ジッパー |
|
ベルクロ | ||
ベルクロ & ジッパー |
足のサイズ(目安)は、
24センチ以下がS
24ー26センチがM
26センチ以上はL
が目安になるかと思います。
ふくらはぎ、足が太いかもという方は一つ大きめのサイズにしておくと良いですよ!