山岳ガイド、登山ガイドってどんな人?
みなさんは山岳ガイドの方にどんなイメージがありますか? 怖いイメージ!なんて声を聞いたこともありますが、 皆さんと同じように山が好きな人です。 山岳ガイド、登山ガイドになる経緯も皆さん様々です。 ・趣味の延長線上で。 ・登山家としての生活費稼ぎに。 ・登山を広めたいという志から。 もちろんガイドの数だけ経緯も様々ですよね! みなさん、山での経験を積み、講習や試験を受けガイドとして活動するに至っています。
山岳ガイドと登山ガイドって違うの?
山岳ガイド、登山ガイドは異なる資格になります。 自然ガイド(1・2)、登山ガイド(1・2・3)、山岳ガイド(1・2)、国際ガイドなどが存在しており、他にもフリークライミングインストラクターやスキーガイドがいます。 どんな風に分けられているか、一例ですが挙げてみます。 ・整備されているコースかどうか。 ・積雪があるかどうか。 ・破線、難路かどうか。 ・森林限界を超えるかどうか。 ・スキーのガイドをするかどうか。 ガイドの資格によって案内できる山は異なりますので、 詳しくは日本山岳ガイド協会の資格一覧でご確認ください。
雪山でガイドって必要?
「逆に聞きたい、、、皆さんどうやって雪山を始めてるの?」 率直にそう思っていらっしゃる方が多いかもしれません。 ・経験者に連れられて。 ・実践あるのみ!いきなり雪山行ってみました。 ・ツアー(ショップを通した旅行代理店、ガイドが企画したもの)に参加して。 ・机上講習だけ参加して、あとは行ってみました。 こういった方が大半ですね。 ツアーには基本的にはガイドが引率しますので、 他のケースのみガイドの必要性が不明瞭かもしれません。 まず、未経験者だけで雪山に行くことはお止めください。 最低でも雪上訓練を受講してから山行計画を立て、雪山登山を始めてください。 ⇒ガイドが雪上訓練を実施しますので、そういったところに参加するところから始めましょう。 残念ですが、山には初級、中級、上級のような明確なランクがあるわけではありません。 (最近コースのグレーディングなどが出来てきましたが。) 自然環境下では急激な気候の変動や雪崩のリスクもあり、またちょっとしたミスで滑落してしまう危険性もあります。 そのため基礎的な技術が最低限必要になります。 何度でも言いますが、雪上訓練を受講してから山行計画を立て、雪山登山を始めてください。 雪上訓練は雪山シーズン始めに毎年、また定期的に受講される方がいるくらい大事なものです。 また雪山はルートが明確でないことが多々あります。 トレース(足跡)が無い場合は自分でルートファインディングを行い、前に進みます。 そういう経験や自信が無い場合は読図の勉強をしたりすることも必要ですし、素直にガイドにお世話になることが成長の第一歩になります。 夏山のように気分で簡単に始められるものではないのが、冬の雪山です。 安全な山行にするためにも、最初の第一歩はガイドと始めてみましょう!