雪山行くならこれを買え!
寒い雪山では温かい飲み物は必須!身体が内から温まり、低体温症になるのを防ぎます。
今回は雪山には欠かせ無いアイテム「水筒」をご紹介します。
やっぱり人気の山専ボトルを買うべき??
他にもオススメの水筒があるの??
何を買えばいいかわからない!本記事ではそんなお悩みを解決します!
アルパインサーモボトルがモンベルから発売
保温・保冷性
サイズによって効力も異なるが、使用から6時間後で80℃前後と十分な保温性を実証しており、保冷においても使用から6時間後で7、8℃を下回っている。雪山での使用も問題ないようだ。
デザイン
500mlではグリーン、レッド、シルバー&ブルーの3色、900mlではレッド、シルバー&ブルーの2色展開となっている。
無駄な凹凸が無く、スタイリッシュなデザインに見えるのが特徴。
OutDoor Show 2016を受賞
2016年7月、ドイツ・フリードリヒスハーフェンにて開催されたヨーロッパ最大のアウトドア国際見本市『OutDoor Show 2016』において、アルパインサーモボトルが、栄えある「OutDoor INDUSTRY AWARD 2016」WINNERを受賞している。
同賞は軽量性や機能性、あるいは革新性や環境への配慮といった観点から、それぞれに優れたプロダクツを選定して贈られるもので、なお今回、343点に登るエントリーの中から37点が選ばれている。
山専ボトルとアルパインサーモボトルの比較
900mlサイズでの比較
サイズ・重さ
アルパインサーモボトル(900ml)
380グラム、直径φ7.9 × 高さ 30cm
山専ボトル(900ml)
390グラム、直径8cm × 高さ30cm
重さが10グラムの差。サイズはほぼ変わらない。
保温・保冷効力
アルパインサーモボトル(900ml)
モンベル社 | 保温 | 保冷 |
スタート時 | 95℃ | 4℃以下 |
6時間後 | 85℃以上 |
7℃以下 |
24時間後 | 61℃以上 | 10℃以下 |
山専ボトル(900ml)
THERMOS社 | 保温 | 保冷 |
スタート時 | 95℃ (±1℃) |
4℃以下 |
6時間後 | 80℃以上 | 9℃以下 |
24時間後 | 60℃以上 | 未測定 |
※テスト条件がモンベル社、THERMOS社で異なるケースがあります。
モンベル社は20℃±2℃の幅がある中での環境下、THERMOS社は20℃の環境下で実験を行っております。
保温性能で6時間経過時に5℃の差が出た。
この温度差は大きいように思う。実際にこの冬使ってみて効果を確かめてみて欲しい。
操作性
どちらもシリコンを使うなどしてコップ開閉の際のグローブ装着時の操作性を保っている。
ザックの中から取り出す際にシリコンと凹凸によって何かに軽く引っかかってしまうことがあるが、これはどちらも課題として残っているので、改善に期待する。
メンテナンス性
スクリュー栓においては、山栓ボトルに軍配が上がりそうだ。
Wスクリュー栓を用いており、氷封入時や洗浄の際は重宝する。
また購入前に取扱説明書を読むことができるのも山専ボトルのメリットになる。
価格
アルパインサーモボトル(900ml)
メーカー希望小売価格:4,860円(税込)
山専ボトル(900ml)
メーカー希望小売価格:7,020円(税込)
Amazonでの価格を見ると数百円の差となっており、時期や地域によっては逆転していることもありそうだ。
500mlサイズでの比較
サイズ・重さ
アルパインサーモボトル(500ml)
265グラム、直径φ7 ×高さ 24cm
山専ボトル(500ml)
280グラム、直径8cm × 23、5cm
15グラムの重さの違いをどう捉えるかは志向による。
あまり変わらないため、気にするところではない。
保温・保冷効力
アルパインサーモボトル(500ml)
モンベル社 | 保温 | 保冷 |
スタート時 | 95℃ | 4℃以下 |
6時間後 | 78℃以上 |
8℃以下 |
24時間後 | 51℃以上 | 12℃以下 |
山専ボトル(500ml)
THERMOS社 | 保温 | 保冷 |
スタート時 | 95℃ (±1℃) |
4℃以下 |
6時間後 | 77℃以上 |
10℃以下 |
24時間後 | 50℃以上 | 未測定 |
※テスト条件がモンベル社、THERMOS社で異なるケースがあります。
モンベル社は20℃±2℃の幅がある中での環境下、THERMOS社は20℃の環境下で実験を行っております。
実験環境の誤差は、自然環境が日々異なることに近いのでここでは大きな問題にはならない。
それでも実験結果は微々たる差なので、どちらのボトルも安心して使うことができそうだ。
900mlよりも保温、保冷性のは劣るためより温かく、より冷たいものを嗜好する場合は大きいものを選択することになると思うが、実際は900mlも満杯の状況での数値になるため、満たされていない空間が大きければ大きいほど保温、保冷の効力は落ちることになる。
操作性
どちらもシリコンを使うなどしてコップ開閉の際のグローブ装着時の操作性を保っている。
ザックの中から取り出す際にシリコンと凹凸によって何かに軽く引っかかってしまうことがあるが、これはどちらも課題として残っているので、改善に期待する。
追記:
スクリュー栓の噛み合わせ、造りには山専ボトルに軍配が上がりました。
アルパインサーモボトルの場合、スクリュー栓、カップ共に締まりが具合が不完全になることが多く、かなりの確率で締め直しの必要性が発生しました。寒い中だったり、出発を急かされる場合などには失敗しがちですし、グローブつけたままでの操作性は少し落ちますので、注意が必要です。
メンテナンス性
スクリュー栓においては、山栓ボトルに軍配が上がりそうだ。
Wスクリュー栓を用いており、氷封入時や洗浄の際は重宝する。
また購入前に取扱説明書を読むことができるのも山専ボトルのメリットになる。
価格
アルパインサーモボトル(500ml)
メーカー希望小売価格:3,780円(税込)
山専ボトル(500ml)
メーカー希望小売価格:5,940円(税込)
500mlサイズでは価格差が明確に出た。
このサイズで買うならアルパインサーモボトルに軍配が上がりそうだ。
ベストバイはアルパインサーモボトル900ml
雪山で保温性の高さは重要。実際はテスト環境より何十度も寒い中で背負い、使うため少しでも高い温度を保てるアルパインサーモボトル900mlをベストバイに選んだ。
温かい飲み物や食べ物を食べる際、水を作る際に900mlあれば重宝することになる。少し重くなるが500mlよりも900mlを持っておくべきであろう。
総評
先行して人気があった山専ボトルと後発ブランドのアルパインサーモボトルの比較をしてみました。
もともと山専ボトルの人気・満足度は高く、アルパインサーモボトルもそれに負けないくらい良い商品になっていると思います。
好みもあるためデザインでの比較は行いませんでしたが、モンベル社のアルパインサーモボトルはスリムに見え、スタイリッシュなデザイン。また山専ボトルの人気により一定の雪山登山者は山専ボトルユーザーでもあります。
しばらくの間はアルパインサーモボトルを持っている人は希少価値の面で嬉しい気持ちになりそうな予感!
追記:アルパインサーモボトル人を雪山でもたくさん見かけています。
すでにみなさん購入されている様子です。人気出ています!