山を始めたばかりの時は心配事も多いかと思います。
そして覚えることも多いため、頭がパンクしがち・・・。
山に行く前から疲れてしまいますので、まずは最低限の登山計画を立てられるようにして、登山を楽しみましょう!
計画を立てるのに必要なこと
山の計画は大きく個人情報、行動計画、持ち物を書いておけばOKです。
本記事では行動計画と持ち物についてお話しさせていただきます。
登山計画に必要なことは以下の通りです。
- どこの山に行くか
- 登山口までの移動手段及び時間
- 登山時間(通過予定時刻などがわかると良い。)
- 装備品
装備品というのは、いわゆる持ち物のこと。
山装備とか言ったりもしますが、レインウェアやザックからロープなどまで山で使用する道具のことを指します。
どこの山に行くか、行きたいのかが決まったら山の計画を立ててみましょう。
登山口までのアクセスもちょっとは大事
意外と手間なので登山口までのアクセス。
場合によっては登山口の近くの宿に前泊して、明朝出発なんていう計画も想定されます。
誰とどこの山に、どうやって行くのか。
登山口までバス?タクシー?
え、終バスに乗るには、最寄駅を何時の電車に・・・。
仕事終わらないから無理です!!
それなら自家用車?レンタカー?
いや、そもそも駐車場あるの?
駐車場にはトイレある?
登山口行くまでにコンビニ寄りたいんだけどある?
テント泊だから近くで食料買い込みたいんだけど、この時間やってるかな?
書き始めたらキリがありませんでした・・・。
それくらい考えないいけないことがあります。
ネットで詳細まで調べよ!
アクセスを調べたりするのはネットでググるという人もたくさんいらっしゃいます。
それで正解!
ただし、ヤマレコやヤマップにはアクセスが書いていないことも多く、ネットに落ちている情報も正確では無いこともあるので、しっかりと詳細まで調べることをお勧めします。
乗り換え案内、バスの案内、タクシー会社、GoogleMapでの経路案内などをネットを駆使して調べてみましょう!
ちなみにタクシー会社は情報の宝庫なので、使用する場合は電話してみましょう。
タクシー会社に電話しちゃう奥の手
タクシーを使用するのであれば、地元のタクシー会社に電話して聞いてみるのもお勧め。
山岳観光ではタクシーはそれなりに使われています。
登山口までの所要時間やコンビニ情報、マイカーからの乗り換えや縦走時の送迎対応まで教えてくれるので、タクシーを使用する場合は電話して聞いてみましょう!
山の計画を書いてみる
水場の有無、危険箇所のチェック、地図上に書いてあるポイントの名前などを確認しておきます。
地図上にメモしていく
「山と高原地図」の地図を購入して、コピーします。
そしてコピーした地図にメモをしていくスタイルです。
書く内容としては、まず登山口に出発時間、下山予定時間を書いていきます。
あとは通過ポイントに通過予定時刻を書いておくだけでOKです。
地図上にメモをしていくのは、シンプルでわかりやすいため、第三者が見てもわかりやすいです。
ネット上でもあまり見かけないかもしれませんが、現地に設置されている山行計画書(現地で書く用紙)ではよく使用されているやり方なので、実践的に使ってみると良いかと思います。
持ち物と山装備を紙に書く
どんな持ち物、山装備を携行しているかがとても大切です。
なぜならば、“何を持っているかがわかる”だけで生存時間を想定することが可能になるためです。
上記のことから基本的な持ち物に加えて、何が必要かを考えないといけません。
基本的なもの
飲料水、食事、行動食、非常食など体内への摂取物は生命を大きく左右します。
また、風よけ、寒さ対策の装備も大切です。
ですので、食料、非常食、飲料、ツェルト、テント、シュラフ、防寒着などは準備、そして携行するようにしましょう。そして何より山行計画に書くようにしましょう。
山装備と服装
レインウェア、ヘッドライト、予備の電池、クッカー、バーナー、水筒、浄水・濾過装置、笛などが山装備にあたります。
当日着る服装の色やレインウェアの色なども記載しておくと親切ですが必須ではありません。
マイカーで行く場合には・・・
車種、ナンバーなどを記載しておきましょう!
山の計画を立てないリスク
山の計画は慣れるまでは難しい作業に感じます。しばらくの間は計画を立案することすら非常に疲れます。
最後は計画を立てるのが面倒で、結局は立てずに行ってしまうケースも見受けられます。
第三者がわかることが大前提
多くの山の計画は基本的に人の目には入りません。
しかし万が一の遭難時には非常に役立ちます。
[注意:警察の方のお時間がある時に限られます。そして、絶対では無いので期待しないでください。]
山によっては事前に登山計画を出しておくと警察がチェックの上、アドバイスを連絡しているケースがあり、無理な山行計画の場合には計画の立て直しを、そして天候が悪くなりそうな場合には計画の中止を勧告してくれます。
ギリギリではなく、余裕を持った計画の提出がオススメです。
同行者との共通認識を作る
山行計画を立てるということは同行者とどのように歩くかの意識合わせを行うことに繋がります。また同行者家族に山行計画を知らせることで万が一の際の初動に大きく影響してきます。
遭難対策
遭難者を探す時間、捜索時間には限りがあります。
まず大前提として天候不良で無いことが絶対条件です。
そして広大な山の中を探す手掛かりが必要です。
まず通報を受けた際に確認するのが登山計画です。
初動に大きく影響しますので、第三者がわかるように登山計画を家族や警察、登山口のポストに出しておくようにしましょう。