トレランのマナーとルールを覚えて山を走ろう!

トレイルランナー トレイルランニング

トレイルランニングを始めたいんだけど、いきなり山を走って大丈夫なのか不安・・・

トレイルランニングをするにしても山には色んな目的で入山している人がいます。
山岳事故は近年増加傾向にあり「知りませんでした」では済まされないこともあります。

そういった中でも自由な意見も存在しています。

山は誰の物でもないんだから、走るのも自由だろ!

下界と同じように山には色々な人が入山しており、様々な考え方を持つ人が歩いたり走っています。
それではどのようにしたら良いのでしょうか。

トレイルランニングのルールとマナーを知る

登山道を走ろう

気をつけたい3つのマナー

最低限守りたいマナーを3つピックアップしてご紹介します。
基本的なマナーは日々の暮らしと同じですが、通常以上に気を配らないと事故を引き起こしたり、事故に巻き込まれてしまうことがあります。

歩くマナー

前からすれ違う際、後ろから追い越す際は10Mほど前から歩くようにします。
相手が急に気づき、避けきれなくて登山道から踏み外して滑落してしまうというような事故を防ぐことが出来ます。

トレイルランナー側の意識として登山道から少し外れて走れば良いと考えてしまうかもしれませんが、自身が滑落する可能性もありますので絶対にしないようにしましょう。

声をかけるマナー

前からすれ違う際には挨拶として

「おはようございます。」

「こんにちは。」

といった一言を交わすと良いです。

後ろから追い越す際には

「すいません。」

「後ろから失礼します。」

といった声かけが最適です。

狭い登山道で抜かせて欲しい場合には気づいていただくまで待つのも一つですが、素直にお願いするのも有効な方法といえます。

落石を起こしてしまった場合も掛け声が必要です。

「ラーク!」

「落石!」

と大きな叫ぶようにしましょう。

登り優先のマナー

登山では登りを優先させるというマナーが存在します。
トレイルランナーも同様のマナーに習うのが良いでしょう。

下りの人は見通せる余裕と視野がありますので、登りの人を優先して通すために立ち止まって待つようにしましょう。

団体、グループ登山の場合は必ずしも登りを優先させる必要はありません。
(先頭の人やリーダーが認識していますが)人数を確認して大人数の場合で、下りが1人や2人の場合は先に通させてもらっても構いません。

「こんにちは。(人数を確認)1人なのですが先に通させてもらっても良いですか?」

こういった具合のやり取りになります。
最初は難しいかもしれませんが臨機応変な対応が求められます。

 

必ず守りたい3つのルール

必ず守りたい3つのルールをご紹介します。
いずれも大原則といえる内容ばかりです。
意外と認識していない人も多いので、走っている最中に意識できるくらい覚え込むようにしましょう。

自然を守る

山で自然を壊しては元も子もありません。
登山道を整備してくれている人がいて、森林保護をしてくれている人が存在します。
だからといって登山道からはみ出ないことはもちろん、ゴミも捨ててはいけません。

自然を守ることには多くの人手とお金が必要になってきます。
大いなる自然を未来に残していくためにも、私たち一人ひとりが自然を守る意識を持つことはとても大切なことです。

登山者の邪魔をしない

怪我をしない事故のない安全な登山やトレイルランニングを心掛けたいですよね。
その第一歩は登山者の邪魔をしないことです。

歩くのが遅いという認識を持っている人がいるとすれば、それは今すぐ考え直す必要があります。
登山者とトレイルランナーは共存していかなければなりません。

トレイルランニングは自己責任

登山は自己責任と言われることがありますが、これはトレイルランニングも同じです。

「自己責任」は全て自分で責任を負ってくださいということではありません。
また、自分で責任を取るから何をしても良いというわけではありません。

・他者の責任にしない

・下調べ、準備をしっかりする

・装備をしっかりする

そういったことを踏まえての自己責任なんですね!

 

自己責任だからといって助けを乞うてる人を助けなくて良いわけではありません。
万が一の状況に遭遇した場合は人の助けになっていただければ同じ山を愛する者として嬉しいです。

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