先日11/29に立山・室堂〜一の越間で起きた雪崩に東工大生が巻き込まれた事故に関して調査報告が届いておりますので、みなさまにお届けしたいと思います。
先日お届けした東工大ワンゲル部の学生が巻き込まれた雪崩に関しては動画付きのこちらの記事をご覧ください。
雪崩ネットワークが報告した事故調査結果はこちらをご覧ください。
http://www.nadare.jp/news/161129jodosan-report/
覚えておいて欲しい言葉
- ざらめ雪
ざらめというイメージ通りの乱雑な形をした氷の粒。
再凍結したもの雪の粒。
- こしもざらめ雪
小さい「しもざらめ雪」と書いて「こしもざらめ雪」です。
「しもざらめ雪」は日中の暖かさによって積雪層に滞留した熱が水蒸気となり、その水蒸気が夜間の急激な温度の低下により積雪表面近くで雪粒が霜となる。その霜が成長したものを「しもざらめ雪」と言います。成長過程の小さいものが「こしもざらめ雪」なのです。雪の上にキラキラ輝いているものを見たことがあると思います。その正体が「しもざらめ雪」。
- 融解凍結層
凍結と融解を繰り返す層のことをいいます。
雪山が初心者という方にとっては雪崩は少し想像しづらいものがあると思います。
雪崩の調査報告も難しく感じるかもしれませんが、言葉だけでも頭の片隅に覚えておいていただければ嬉しいです。
初心者のための雪山登山入門