自然の中では枝や木が顔にぶつかることもあります。高い山、そして雪山ではより紫外線も強くなっています。
サングラスはあなたの目を守ってくれる大事な道具であり、パートナーとなります。そんなサングラスも様々な種類がありますので、あなたの目に合うサングラスを探してみませんか。
サングラスはあなたの目を守ってくれる大事な道具であり、パートナーとなります。そんなサングラスも様々な種類がありますので、あなたの目に合うサングラスを探してみませんか。
今回は夏山に、そして雪山で役立つサングラスの選び方をご紹介します。
雪山では太陽の光、雪からの反射光によって目には多くの光が入ってきます。遠くを見ているつもりでも反対の峰からの反射光が思いの外目にダメージを与えていたりするのです。
そういった光から目を守るという目的で、サングラスを身につけるのは必然と言えます。
適切なレンズの色
雪山では明るい環境にいることが多いので、少し暗めのレンズのサングラスをお勧め、推奨します。木陰や雲の中、ガスの中にいることもありますので、思いっきり暗いレンズはお勧めできません。
レンズの色選びであまり慎重になる必要もありませんが、時にクラックの見落とし、ルートファインディング(行くべきコースの)間違えなども発生してしまう可能性もありますので、幾つかの天候コンディションを想定しての購入をお勧めします。
悪天候時はサングラスからゴーグルへ掛け替えることも想定でき、ゴーグルを明るめのレンズで買い求めておくことも一つと言えます。
サングラス、ゴーグルと頻繁に掛け替えることはあり得ませんが、あらかじめ雪山でのシチュエーションを想定の上、サングラス、ゴーグルをご購入ください。
一番最適なレンズは調光レンズ。
予算が許すなら調光レンズ付きのご購入をお勧めします。
調光レンズとは紫外線の強さや温度に合わせて、レンズの色合いが自動的に調整されるものです。自動的といっても機械などと違い、プラスチック製レンズにコーティングを施し、紫外線などによって変化するようになっています。
曇りやすいサングラス
熱がこもりやすい状態でサングラスを着用していると一瞬にして曇ります。それらを避けるためにいくつかの対策が必要です。
- 曇り止めを塗る
- 鼻当てを高く設定する
- バラクラバ装着時は口呼吸or鼻呼吸でサングラスに影響の出ない呼吸方法を
- 頭の上に置かない
1、曇り止めを塗る
私も使っている曇り止めもお勧め。
使い方も丁寧に書いてあるので、説明書に従ってサングラスを定期的にメンテナンスしてみてください!
2、鼻当てを高く設定する
鼻当てを高くすることで鼻とサングラスの間に間隔を空け、空気の通りを良くします。隙間から光が多少入ってきますが、曇りを取るたびにサングラスを外すことを考えれば許容範囲になるかと思います。
3、バラクラバ装着時は口呼吸or鼻呼吸でサングラスに影響の出ない呼吸方法を
どんなバラクラバを使うかにもよりますが、当サイトでお勧めしているバラクラバを使っていれば鼻呼吸の空気があまり目の方に流れないようになっているかと思います。
バラクラバは熱を留めておくための装備になりますので、サングラスへの影響も出やすいため、気を使う必要があります。
4、頭の上に置かない
ビーニーやキャップ、帽子などの被り物を被っていることが多いかと思います。
頭は熱を放出する器官ですので、被り物によって熱が溜まりやすくなっています。そのため、頭の上にサングラスを置いた場合たちまち曇ってしまうことがあります。
お待たせいたしました!ここまで雪山を想定してサングラスの選び方をご紹介していましたが、ここからは2016年の夏山登山に向けたサングラスの選び方です!
サングラスを選ぶポイントと2016年夏にお勧めのサングラス
価格帯も数千円台〜数万円台まで存在するサングラス。何がいいのか悩ましいなんて声も聞きます。そこで今回は選ぶポイントとお勧めのサングラスをご紹介します。
4つの選ぶポイント
- 価格
- 調光レンズの有無
- 軽さ
- メンテナンス・保証
調光レンズについては前述の通りですが、3.軽さは掛け心地と合わせて検討するポイントになってきます。邪魔にならない重さ、耳に負担がかからないなどを目安にしてみましょう。
価格、メンテナンス・保証は比例する部分でもあります。高ければ良いというものでもありませんが、サングラスは価格と商品の良し悪しが比例しやすいと言えます。
価格、メンテナンス・保証は比例する部分でもあります。高ければ良いというものでもありませんが、サングラスは価格と商品の良し悪しが比例しやすいと言えます。
個人差があるのが道具の選び方であり買い物の難しいところでもあるのですが、唯一はっきりしていることは雪山や登山においては入門者、初心者、初級者などの方でも気兼ねなく良いサングラスを選んでもらうことが山でより良い時間を過ごすポイントになります。
2016年夏にお勧めするサングラス
ルディプロジェクト
一番お勧めするのはルディープロジェクト
価格帯は最高級に匹敵します。
筆者も試着までですが、付け心地を実感しています。次回の購入はルディープロジェクトを予定しています。
SWANS
中価格帯でお勧めなのはSWANSになります。
登山用品店でもよく見かけるメーカーかと思いますがネットで買うのが安くてお勧め。
KOHLA
安い価格帯でお勧めなのは、KOHLA(コーラ)になります。
一部登山用品店で取り扱いがあるようですが、探しまわるより価格帯的にもネットで買うのが良いかと思います。
こちらは私も一つ使っています。
こちらは私も一つ使っています。
JINS
あまり知られていないのがJINS SPORTSのサングラスになります。
安いのかなと思うブランドではありますが、実際には中価格帯といえます。
安いのかなと思うブランドではありますが、実際には中価格帯といえます。
モンベル
今では所有率トップクラスとも言われるモンベル。
モンベルのサングラスは、中価格帯で無難なチョイスという声も。
最後にちょっとした豆知識を!
紫外線は、標高が高くなるにつれて強くなると言われています。
それは標高差1,000Mあたり10%違うそうです。
では、標高が低いから大丈夫かというとそんなことはありませんね!
どんな山でもサングラスを必携装備としていただければと思います。
みなさんにとって最良のサングラス、最高のパートナーが見つかることを願っております。