![涸沢ヒュッテから涸沢小屋方面を見たときの絶景写真](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka99-1024x576.jpg)
涸沢という絶景地。
登山が好きな方は一度は聞いたこともある方も多いのではないでしょうか。
そんな涸沢には落ち着いた雰囲気の涸沢小屋と賑やかな雰囲気の涸沢ヒュッテがあります。
涸沢ヒュッテの位置を確認
上高地からのアクセスが人気
上高地から横尾を経由して6時間で涸沢ヒュッテにたどり着きます。
横尾までは山小屋やトイレが充実している林道歩き、横尾からはハイキングというイメージです。ただし本谷橋を過ぎてからの登りは運動、もしくは日頃から登山をしていないと相当にきつく感じる登りとなります。
涸沢まで歩くだけという方も多い人気ルートになりますが、年間でも多くの山を登り、アルプスに何度も足を運んでいる登山中級者になってくると穂高岳や北穂高岳を目指すようになります。
穂高岳/北穂高岳へチャレンジする起点
穂高岳、北穂高岳へアプローチするルートは複数存在しています。
そんな中でも初めて穂高岳、北穂高岳に登る場合には涸沢から登ることを推奨しています。
涸沢から穂高岳まで4時間、北穂高岳まで4時間を見込んでおくといいかと思います。特に北穂高岳までのコースタイムは十分に確保しておきましょう。
大キレット/重太郎新道縦走の終着地として
槍ヶ岳、南岳から大キレットを通って縦走してきた際の終着地として涸沢へ下る方も少なくありません。
疲労困憊であること、槍ヶ岳側から大キレット縦走をスタートさせた方が難易度がいくぶん和らぐことなどから涸沢を終着地としているのかもしれません。
(大キレットの通過は難易度の問題もありますが)
重太郎新道の下山はハードという現実
大キレット、北穂高岳から涸沢岳を縦走、またはザイテングラートを登った後に重太郎新道を降りるルートは山行時間の大きな短縮になります。
ただし疲れた足には相当応える下りが待っています。
滑落の事故も多く起こっているルートだけに下山するだけの余力がある場合に限って歩くようにしてください。
テラスで景色を眺める時間は至福の時
![涸沢ヒュッテのテラス](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka96-1024x576.jpg)
多くの人が集まる人気のテラス。
土日などは譲り合いや相席が大切になってきそうですね…
山小屋の食事・飲み物・自炊
![涸沢ヒュッテの晩御飯を斜め横から撮った写真](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka124-1024x576.jpg)
ご飯とお味噌汁をいただく前にパシャり…
と思ったらちょっと味気ない感じの写真になってしまいました。
ということで撮り直しです。
夕ご飯全景をお楽しみください。
![品数豊富な涸沢ヒュッテの晩御飯の写真](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka117-1024x576.jpg)
いかがでしょうか。
美味しいご飯の満足度は高いものがありました。
飲み物の提供
飲み水、白湯やお茶の提供
お湯とお茶の提供があります。
食堂に24時間ポットが置いてあります。
水場は外の売店の裏や乾燥室の横にあります。
(洗面などもそこで行います。)
水、お茶などは無料です。
ただしテント泊の方は水のみになります。
お酒やソフトドリンクの提供
日中は売店で提供されています。
夕方以降はトイレ横に自販機が設置されていますのでご安心ください。
売店
売店では名物のおでんは言わずもがなですが、アンパンやラーメンも隠れた人気メニューです。
![涸沢ヒュッテで買うことができるアンパンの写真](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka900-1024x684.jpg)
![涸沢ヒュッテで食べることのできるラーメンの写真](https://dev.yamaguide.com/wp-content/uploads/2019/09/19kitahotaka901-1024x684.jpg)
自炊場
テラスで利用することができます。
ただしテラス全面というわけではなく一画での利用となりますのでご注意ください。
料金と予約
支払いは現金のみになりますのでご注意ください。
予約は原則不要
予約は原則不要ですが、予約も受け付けてくれています。
ただし予約したからといって優先されたりすることはありませんのでご注意ください。
涸沢ヒュッテ | 090-9002-2534 |
東京事務所 | 03-3211-1023 |
宿泊料金
1泊2食付き | 10000円 |
1泊夕食のみ | 9000円 |
1泊朝食のみ | 8000円 |
素泊まり | 7000円 |
テント泊
幕営料が基本料として支払う必要があります。
それとは別にテント下を整地するコンパネ板やシュラフ(寝袋)、シュラフの下に敷く銀マットを希望で借りることができます。
幕営料(人/泊) | 1000円 |
コンパネ板(180cm×90cm) | 500円 |
レンタルテント(4−5人用) | 9000円 |
シュラフ(3シーズン用) | 2000円 |
銀マット | 1000円 |
レンタル品は数に限りがあります。特にコンパネ板は混雑時期によっては早期終了する可能性がありますのでご注意ください。
レンタルテントについて
ヘリテイジのエスパース・マキシムナノ の4ー5人用テントを使用しています。
5人では少し狭く感じるかと思いますので4人での使用が望ましいかと思います。
最低2人からの使用です。
食事のみ
テント泊の方も夕食をいただくことが可能です。
ただし予約は不可のため、午後4時までに受付を済ませる必要があります。
夕食 | 2500円 |
朝食 | 1500円 |
お弁当 | 1000円 |
レンタル品
ヘルメット | 1000円 |
ピッケル | 1000円 |
ストック | 1000円 |
涸沢ヒュッテの気になること!
電波って入るの?
電波は弱いですがテラスでドコモとauの電波が入ることを確認しています。
LINEやメールなどの通信程度であれば問題なくスマートフォンを使用することが可能かと思います。
涸沢小屋との違いを教えてください
涸沢小屋とは目と鼻の先にあります。
規模は涸沢ヒュッテが大きく、涸沢小屋はこじんまりした感があります。
人気があるのは涸沢ヒュッテ。そのため常時混み合っているのは涸沢ヒュッテです。そういったこともあり涸沢小屋は落ち着きのある雰囲気の中で山を楽しむことができます。
(登山者にヒアリングの結果)ご飯の美味しさはあまり変わりないと言えます。テラス席の軽食メニューの豊富さは涸沢ヒュッテに軍配が上がります。
テラスの席数は涸沢ヒュッテの方が多いため宿泊は涸沢小屋でも、お茶をしに涸沢ヒュッテまで足を延ばすのも一つでしょう。
涸沢小屋は登山口
奥穂高岳、北穂高岳に近いのは涸沢小屋になります。
横尾から登ってきても涸沢ヒュッテを通ることなく涸沢小屋に到着することができる位置関係であることは覚えておくといいでしょう。
布団は1枚に3人って聞きますが本当ですか?
お盆や紅葉シーズンのみならず週末なども大変混み合います。
2人で1枚、3人で1枚の布団になるなど恒常化しているようです。
(談話室に逃げ込む人などもいますが)その時の状況で判断するようにしてください。