【まりの登山道具】2020年雪山デビュー!使ってみた雪山道具の感想・改善点レポ|雪山登山初心者のための雪山登山ガイド

登山装備・山道具
調整後

今年はいろいろ買い揃えてついに雪山デビュー!
雪山のイロハを教えてもらいながら実際に使ってみた道具について書いてみようと思います。数回行っただけなのにおこがましいですが、こういう考えもあるんだと思っていただければ嬉しいです。

ここに出てきた物もいくつか書きたいと思います。

シューズとアイゼン

シューズ:トランゴアルプエボ(スポルティバ・かかとコバ有)
アイゼン:バサック(ペツル・12本爪セミワンタッチ)
相性は実際につけてみないとわかりませんよね。特にソールの反り具合との相性ですかね・・・。

登山靴とアイゼンの相性はこちら!

感想

装着して歩いてみて、最初に思ったことは「重い!!!」です。
アイゼンをザックから出したことでザックは軽くなりましたが、片足にペットボトル1本ずつ括りつけて歩いているようなものなのです。シューズも含めると、、、考えたくない重さです。

また雪=(イコール)アイゼンは絶対と思っていましたが、凍っていたり、すごく踏み固められていない限りは意外とアイゼン無しで行けるんです。そのおかげで実はまだそんなにアイゼン使っていません。本当の感想はこれからですかね?
といいつつ赤岳からの下山の際、行者小屋から美濃戸山荘までの岩と雪でミックスになっている夏道をアイゼンつけて歩いたら、かなり削れました。
削れる前の写真撮っておけばよかった。。。

やってみたこと

①サイズ調整

靴のサイズ(私は39)に合わせて金具の位置を調整します。
アイゼンにもよりますが、バサックは金具を持ち上げてスライドさせるだけのワンタッチになります。
基本的にサイズ調整は、山に行く前に調整しておかないと寒い中で靴とのフィッティングをやることになりますし、同行者を待たせることにもなってしまいます。

アイゼン装着の手順

私はこんな手順でやってみました。

  1. シューズを履かない状態で軽くサイズを合わせる。
  2. しっかりとシューズを履いてアイゼンを装着してベルトを締めて、さらに調整してみる。(ここまで家で)
  3. 実際に雪山で履いて使ってみる。
  4. さらに(家で)調整してみる。→今ここの段階

最初は「4」の数字が見えている位置にセットしていましたが、1回使った後なんとなく緩さを感じ、穴1つ分詰めました。
その後3回使って赤岳に行った後、ようやく爪先側のベルトが馴染んできたらしく、爪先が奥まで入るようになり、さらに穴2つ分詰めて、「3」の位置でしっくりきました。これで爪先部分の隙間もほとんどなく、一体感が増しました!
斜面を歩いている時にアイゼンがズレたり取れたりしたら一大事なので、部品が馴染んでくるまでは毎回チェックする必要がありそうです。

②ベルトの調整

買ったばかりのアイゼンのベルトはとっても長いです。
普通に締めると、ゆうに30~40センチはベルトが余ります。これだけ長いと邪魔になります。

ということで、私は締め上げるために手で持つ長さを残して切ってしまいました!
末端はライターで軽く炙って、ほつれないようにしてあげればOKかと思います。(怖くてこれはやってもらった)
その後、装着した後は写真のようにくるくる巻いています。ここは好みですかね?

引っ張るために残しておいた部分はくるくる巻いています。

③手袋をしたままアイゼンをつける練習

吹雪の中、とっても寒い中、もしもアイゼンが外れかけてしまったら。。。
そんなことは起きてほしくないですが、そこを想定して最初は素手で、少し慣れてきたらグローブを付けて練習しました。
今もアウターグローブを付けた状態だとうまく締め上げられないので、練習中です。
最後の紐をクルクルするのがいまいちできないんですよね。

ピッケルとリーシュ

ピッケル:エアーテックエボリューションT(グリベル・48センチ)
リーシュ:ニューロングリーシュ(グリベル)+120センチスリングと環付きカナビラ
これもかなり悩み、いろんな人の感想を(ネットで)見て最終的に買うものを決めました。

このピッケルを選んだ理由

自分の性格上早々あきらめることはないと思い、ちょっと値は張るけれどT規格のもので、取り回しがしやすいといわれている短いものを購入しました。
登りの時に杖として使いたい人は長いピッケルがいいと聞いていましたが、杖として使う場面も少ないような気もしたので、取り回しのしやすさを優先させて短いものを購入しました。イメージとしては、腕の長さより短いと取り回しがしやすいのかな?といった感じです。

このリーシュを選んだ理由

ずばり、使ってみないとわからないからとりあえずメジャーなのを買ってみた!です。
この辺もこれからですが、スリング+カナビラでショルダーリーシュの代用にはなるので、ショルダーリーシュを買い足すかどうかは、あと何回か試して判断することになると思います。

感想とやってみたこと

①感想

ピッケルはやっぱり手に持っていた方が安心感はあります。基本的には山側の手で持ち、刃は滑落した時突き刺したい側に向けることになると思います。が、まだまだ直感的に持てません。
また、どうしても利き手のほうが持ちやすいらしく、ピッケル側面の傷が利き手で持った時の外側に集中していました。

②ピッケルにテープを巻く

正月に行った赤岳。これまでで一番長くピッケルを手に持っていました。
その結果、聞いてはいたがやはり手が冷たい・・・。
ピッケルの刃の部分は塗装をしていないので、冷えた鉄からどんどん冷たさが手に伝わってきます。
少しでも鋼の部分に直接触れることを避けるためにテープを巻いてみました。テープといってもテープの接着剤は寒さに弱いので、「自己癒着タイプ」のものです。これなら失敗したかなと思ってはがしても、ベトベトすることはありません!とりあえず今度はこれで行ってみます。

③リーシュの使い方の試行錯誤

基本は右手だけど、左手で持つこともあるので手首にはめると使いにくい・・・。
なので、スリングにカナビラを付けて、リーシュをつなげて使っています。
たまにカナビラを蹴り上げてしまって顔面に直撃しそうになるので、これから調整したいところです。

ちょっと長いせいか、リーシュとカナビラがぴろーんとなってしまってます。この写真ではピッケルをザックと背中の間にさしています。

ちなみに。。。

いろいろカスタマイズしてみたし、調子に乗ってハードシェルも買ったことだし、早く雪山行きたいなー!

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