こんにちは、まりです!
調子に乗って3つ目かいてみます!
今の時期は行きたいところがたくさんある&人気のあるところは混んでいるので、行く場所決めるの悩みますよね。今回のレポは普通とは逆周りで行ったため大混雑には巻き込まれなかった山行について書いてみます。
こんどはどこー?
大雪渓が魅力的!唐松岳の北側に位置する白馬岳になります。お盆の時期は大雪渓を登って白馬岳に行きたい!と思う人が多いと思い、書いてみることにします。
行こうと思ったきっかけは?
軽アイゼンを使って雪渓を登ってみたかったから!あとは、高山植物たち、特にウルップ草を見たくて計画をしました。
その前に寄り道!
北アルプスの麓には色々な高山植物園があります。山で見る前に名前覚えて行った方が楽しいよね!ということで前泊前に「白馬五竜植物園」に行ってきました。
白馬五竜植物園とは?
冬は白馬五竜スキー場として運営している高山植物園です。五竜岳の登山口にもなっている植物園ですが標高1,515mまで、ゴンドラで一気に行けます。
公式HP:http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/
見るべき花は?
オススメは、幻のヒマラヤの青いケシ、白いコマクサ、クロユリですかね?その他にも白馬岳で見られる植物が多数あり、予習にはもってこいでした!
そのほかの見所として、五竜岳の山頂っぽいところがあります。カッコつけて撮ってみるのもあり!?
白馬岳 小屋泊登山レポ
登山前夜の攻防
天気と自分の体力
梅雨明け前後の登山は天気とにらめっこ…本当は大雪渓を登り栂池高原に下山予定でしたが、登る日の大雪渓の天気が良くないとのことで、前夜に散々悩んで、登山相談所にも相談して、好日山荘のお姉さまにも相談して、逆向きルートに変更。雨の日の雪渓は落石の危険が増す&体力のある1日目に距離を稼ぐ方がいいとなりました。
しかも、例年より雪が残ってるから長い雪渓初めてで4本爪じゃしんどいよと言われ、4本爪持ってきたのに直前で6本爪を購入。買った時は悩みましたが、後々散々使ったので結果オーライ!
そんなこんなで、またもや前置きがありましたが、白馬岳の登山レポになります!
いざ登ります!
1日目
スタートは白馬駅からバスで栂池パノラマウェイまで向かい、ゴンドラを乗り継ぎ標高約1,800m栂池登山口に向かいます。
準備をしてスタートするといきなりシラネアオイが出迎えてくれます。そのほかミズバショウなども見ることができました。
そこから30分ほど進むと最初の雪!雪渓というより登山道に残った雪ですが、しっかり目印のベンガラ(赤い粉)が巻いてあるので難なく通れます。その後もいくつか雪渓がありますが、ツボ足でいけます。
さらに30分進むと天狗原へ到着。この一体だけ湿原のようになっていてちょっとした休憩もできます。
その後、白馬大池方面へ分岐すると、大きな滑る岩場が出てきます。
そこからさらに15分ぐらい行くと大きめの雪渓が出てきます。ここで、前日に購入した6本爪アイゼンを装着!(慣れてる人はつけなくてもいけそう)
ガスっていてわかりにくかったですが、ロープをたどっていけば大丈夫でした。(ベンガラはまいてありませんでした)
40分ぐらいかけ雪渓を抜けるとすぐに白馬乗鞍岳の山頂ですが、ガスでなーんにも見えないため、写真を撮ってすぐに出発。
するとすぐに、綺麗な青色の白馬大池が見えてきます。ステップが切ってある雪渓(滑ると池の中)をトラバースして通過すると、白馬大池山荘に到着!
白馬大池山荘はテント場が平らで気持ち良さそうな場所で、テーブルがあるのでしっかりご飯を食べました。
次は小蓮華山をめざします。この辺りから急にガスが増えてきてしまいました。せっかくの稜線歩きなのに…泣
けれど1時間半ほど歩くと何やら動く影が?
よーく見たら登山道に雷鳥が!ちょっと嬉しくなりました。
次は三国境を目指します。小蓮華山から20分ぐらい進むと岩の色が変わり少し雰囲気が変わります。この焦げた感じの岩は雷が当たって焦げたそう…怖い…
ウルップ草を楽しみつつ、景色は見えないのでサクサク行きます。昔この辺りで遭難事故が起きているらしいので、気をつけつつ、遠くの雷の音にビクビクしつつ飛ばします。
さらに20分も進むと三国境に到着。ここまでくると、雷で焦げた岩もなくなり、ウルップ草やミヤマキンバイ・ミヤマキンポウゲ・イワベンケイのお花畑が広がります。
ここから少しゆっくり進んで30分もすれば山頂です!!三角点にタッチして、写真を撮っていると、ガスが抜けてきて青空や麓の様子を見ることができました。
その後は、10分ぐらい降ると本日の宿・白馬山荘へ到着します。
早速宿泊手続きを済ませ、着替えて、県境で写真を撮ったら、今回の登山の目的のうちの1つ、スカイレストランでケーキを食べる!を実行しました^ ^
ケーキはもちろん、ここのホットミルクがとてつもなく美味しかったです。(未だに人生で一番美味しいホットミルク)
その後、夕焼けは見れませんでしたが、夕飯を食べて、山小屋の山岳警備隊の方に雪渓を降りる時のアドバイスを聞いたり、小屋の中をうろちょろしてから就寝しました。
2日目
朝は起きたらいい天気!防寒対策をして、ご来光を見に山頂方面に向かいます。ちなみに、山頂までいかなくとも10分ぐらい上がれば十分綺麗に見えます。
この日は少し雲が多めでしたが、雲の上から上がるご来光を見ることができました。朝日を浴びる山々もカッコいいです。
ひとしきり写真を撮ったら朝ごはんです。元々は早めに出発したかったので、お弁当を予約してしまっていましたが、大雪渓を下ることにしたので、バスの時間に合わせるため、のんびり朝食弁当を食べました。
出発前にもうひと景色。山荘前のテラスから北アルプスを見ることができました。黒部ダムも見えますね!
6時ごろに出発して、まずは岩場をどんどん降ります。ところどころで雪渓が出てきますが、慣れてる人はつぼ足で大丈夫。私たちは初心者だったので、アドバイス通り毎度軽アイゼンを着脱しながら通過しました。
1時間も歩くと小雪渓のトラバース部分につきます。〝小〟雪渓と言いつつも、ここで滑落するとゆうに50mは滑り岩に激突なので、軽アイゼンを付けて慎重にトラバース。
ギリギリすれ違いはできますが、正直すれ違いたくない場所でした。まだ、登ってくる人が少ない時間で良かったです。
その後40分ほどまた岩場を下りますが、この辺りはミヤマオダマキなどの高山植物がたくさん咲いていました。
そしていよいよ今回の登山のハイライト!大雪渓に到着です!下から登ってくる人が点々と連なっています。
そんななか、後ろからの落石を気にし何回も振り向きながら、どんどんと雪渓を降ります。立ち止まるときは山頂方面を向いて止まりますが、落石が本当に多いので休憩もせずにどんどん降ります。
もちろん写真を撮るときも耳だけはそばだてています。後から見返すと、歩いている場所にも落石が届いているので、気をつけないとですね。
途中ベンガラがわかりにくく、道を外れて登ってくる方が多く、見ててソワソワしました。1回だけクレバスに向かって歩いている方に、思わず「危ない!」と声をあげてしまいました。必死になっちゃうと見えないみたいですね。
そして、1時間20分かけてようやく大雪渓を降り、白馬尻に到着!
有名な岩の前で写真を撮って休憩したら、緩やかな下りを1時間半かけて猿倉まで、無事に下山しました。
登山データ
参考までに今回の登山データです!
登った日:2017年7月14-15日(晴れ・ガス&遠くに雷鳴・晴れ)
登った人:初めての雪渓2人
泊まった山小屋:白馬山荘(公式HP:https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/hakubasanso.html)アクセス:白馬駅からバスで栂池高原
登山ルート:1日目6:30白馬駅⇨7:00栂池高原駅⇨8:00ゴンドラ乗車⇨8:45栂池登山口⇨10:00天狗原⇨11:35白馬乗鞍岳⇨12:15白馬大池山荘・昼食25分⇨14:10小蓮華岳⇨14:55三国境⇨15:40白馬岳山頂⇨16:10白馬山荘宿泊⇨17:00カフェタイム⇨18:00夕食
(白馬大池から白馬岳山頂までは背後で聞こえた雷鳴にビビったため、飛ばしています。)
2日目4:00起床⇨4:35ご来光ポイント⇨4:55ご来光⇨5:20朝食弁当⇨6:10出発⇨7:25小雪渓⇨8:15台雪渓⇨9:40白馬尻小屋・休憩40分⇨11:50猿倉に下山
下山後のお楽しみ
グルメ
まずは猿倉荘!ここで、バス待ちの間に猿倉バーガーポテトセットで¥700を頂きます!ボリューミーでビールとの相性抜群です^_^
温泉
温泉は前泊で使った白馬ロイヤルホテルで入浴。立派な温泉ではないですが、荷物を預けられるうえに、泊まった人は登山後は無料で入れるのでおススメです!
おまけ
白馬駅からリゾートビューふるさと号に乗ると、ホームで「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」がお見送りしてくれますよ!
次はどこー?
そろそろ、私の好きなところに行った時のことを書こうかな?と思案中です!
余談
ちなみに白馬岳に行きたかった裏理由。山女日記を読んだからでした。同じ人いますかね?笑