こんにちは、まりです!ここのところ山に行きすぎてストックが溜まりすぎてきました。忘れないうちに書かないと、ということで5つ目書きます。
こんどはどこー?
今度はついにヘルメットをかぶっていくところへ!
今まで行ったとこより多くの岩場がある山だったのでガイドをお願いして、穂高岳を満喫してきました。
ちなみに、今回は寄り道する余裕がなかったので、いきなり登山レポのスタートです!
穂高岳の登山レポ
寄り道じゃないけどその前に
穂高岳っていう名前がついているピークはないんですよね。行くと決めてから調べるまで知らなかったという恥ずかしさ、、、今回登った主峰奥穂高岳3190M、前穂高岳3090M、北穂高岳3106Mのほかに、涸沢岳3103M、西穂高岳2908Mなどの3000M級の峰々からなる穂高連邦の総称なんですよね。また、みんなが大好きな槍ヶ岳が近くに見えたり、有名な涸沢カールなどの氷河地形が織りなす自然のおかげで水がおいしかったりするところも、人々を引き付ける魅力かと思っています。
いざ登ります!
1日目
最近は相変わらずの体力勝負が多いので、金曜日深夜に都内を出発して、さわんど駐車場を目指します。朝4時前ですでにタクシー乗り場に近い駐車場、バス停に一番近い駐車場は満車の人気っぷりです。
ちなみに、少し安く早く行く方法は、シャトルバスではなく、5人乗りシャトルタクシー(定額制)を捕まえて、5人で行くことです!4人だとバスのほうが安いですが、5人で乗れば一人当たり200円安くなります。3人で行っても声をかければ乗りたい人2人ぐらいすぐつかまりますよ!(朝はバスの切符を買う行列ができているので、そこにいる人に声をかければOK!)
そんなこんなで、5時15分に上高地バスターミナルに到着し、ここでおいしい上高地の水を汲んでいざ出発します。
出発してすぐに河童橋を渡ります。いつもは観光客であふれかえっていますが、さすがにこの時間は登山客だらけなので、この場所にとどまる人はほとんどいません。なので、ゆっくり写真が撮れます。(ちなみに、今回のレポの写真はガイドさんが短焦点レンズでたくさん撮ってくれているので、それっぽい写真が多めです。)
この河童橋からは、日本百名山がたくさん見えるので楽しくなります。一番、目を引いたのは、頭だけ朝日に染まる焼岳ですかね?
背後にはこれから上る穂高連峰の山々が見えますが、これからたくさん出てくるので、ここでは載せないでおきます。
まずは木道歩きから。湿原があったり、サルがいたりと周りを見渡しながら進みます。15分も進むと登山口に到着します。
看板を見るとここから前穂高岳までなんと6時間!距離はそんなにないのにこの時間とは、、、体力持つか不安になりつつ登り始めます。
少しバテ気味だったため、岳沢小屋までの道中の写真がほとんどありませんが、岩が多めの登山道が続きます。途中天然クーラーの「風穴」がありますが、どこから冷風が噴出しているのかわかりませんでした。もう少し暑かったら分かったんですかね?
そんなこんなで、風穴を過ぎ、岳沢沿いを1時間ぐらい歩くと、ようやく岳沢小屋が見えてきます。上部にはほとんど樹木がないので、水をため込めにくいらしく、雨の日はかなりの量の水がこの岳沢を流れるらしいです。
無事に岳沢小屋についたら、ここでエネルギー補給をします。ここから最初のピークである前穂高岳までは標高差およそ900mなので、しっかりと食べます。
また、この先穂高岳山荘までトイレはないので、トイレもここで済ませます。
色々済ませたら、ここからヘルメットを装着します。いつも工事用のヘルメットをかぶっている身からすると、登山用のヘルメットはとても軽いし、蒸れないです。ちなみに、ピストンする人は、ここ岳沢小屋でレンタルヘルメットという手もありますよ。
ここからは、重太郎新道を進みます。重太郎新道は厳しいジグザグの道のりで、何回も岩場やはしごを通過します。ところどころ、鎖場もありますが、ホールドできる岩がたくさんあるので鎖は使わずに登れるところがほとんどなので、そこまでは怖くありませんが、三転支持を意識してしっかりと登っていきます。ところどころ狭いところもあるので、テント装備の外付けマットはひっかけてしまいそうです。
しばらく急なジグザグ岩場を1時間ほど進むと、カモシカの立場に到着します。少しだけ平らになり、視界が開けてきます。この辺りで重太郎新道の1/3強ぐらいでしょうか。
その後も紀美子平までひたすら写真のような道のりが続きます。ひたすら岩!おかげで、かなり岩場を登ることは慣れてきた気がします。
この辺りで標高2600mを超え、森林限界を突破するため、この天気のよさが恨めしいぐらい暑く感じます。
岳沢小屋を出発して3時間弱、ようやく重太郎新道を抜け、みんなのザックが大量にデポしてある紀美子平に到着します。ここからは梓川や焼岳も見下ろすことができます。
ここでエネルギー補給をし、アタックザックに水とおやつを移し替え、前穂高岳山頂を目指します。
ここは写真でも見てわかる通り、比較的急な岩場が続きます。初心者もいるツアー登山で渋滞していることもあるので、落石被害を避けるという意味でも、この辺で休憩を取り間をあけるのがいい気もします。(今回の場合は私がへばったので、少し多めに休憩をとってもらいました。)
分岐の紀美子平から30分ちょっと登ると、ようやく前穂高岳に到着!
登りきると山頂の碑の奥には奥穂高岳とジャンダルムが見えます。奥穂高岳との標高差は100mですがもっと上のほうにあるようにも見えます。
ここでお約束の三角点にタッチ!奥穂高岳や北穂高岳には三角点はありませんので、ここでタッチしとかないとです。ほかには涸沢岳や西穂高岳にもあるみたいですね。
前穂高岳からはもちろん槍ヶ岳も見えますね。
北アルプスの山々は祠があったり、山頂の名盤が持てたりするので、いろんなパターンの写真が撮れるので、ついつい写真が増えてしまいます!
前穂高岳の山頂の奥のほう(北西側)からは、涸沢カールが見下ろせ、本日の目的地でもある穂高岳山荘が見えます。ここから2時間以上かかりますが、見えるだけで少し近い気がしてきます。景色を堪能したら、今度は奥穂高岳に向かうために、また紀美子平に戻ります。
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登山データ
参考までに今回の登山データです!
登った日:2019年9月7ー9日(晴れ・夜中に台風15号・晴れ)
登った人:登山ガイド+登山9回目にして穂高岳の子+夜勤明けヘロヘロの私
泊まった山小屋:穂高岳山荘・北穂高小屋
アクセス:マイカーでさわんど駐車場⇨シャトルタクシーで上高地
登山ルート:1日目4:45さわんど駐車場⇨5:15上高地バスターミナル⇨5:35出発⇨5:40河童橋⇨5:55穂高岳沢登山口⇨7:40岳沢小屋・休憩20⇨重太郎新道経由⇨8:50カモシカの立場⇨10:30紀美子平・休憩20⇨11:20前穂高岳山頂・30⇨12:40紀美子平⇨吊り尾根経由⇨14:10奥穂高岳山頂・30⇨15:10穂高岳山荘宿泊⇨18:00夕食⇨21:00就寝⇨1:00星空鑑賞
2日目4:00起床⇨5:00朝食⇨5:55出発⇨ザイテングラート経由⇨7:15涸沢小屋・休憩10⇨水を汲む⇨8:55南陵取付・休憩10⇨10:30北穂高岳南峰・20⇨11:00北穂高岳山頂・15⇨11:20北穂高岳山荘宿泊⇨11:30昼食・カフェタイム⇨昼寝⇨15:45かんぱ〜い⇨17:30夕食⇨呑んだくれ⇨21:30就寝⇨台風15号通過
3日目4:30起床⇨5:00朝食⇨6:25出発⇨7:20南陵取付⇨8:35涸沢ヒュッテ・軽食30⇨忘れ物とりに戻る⇨10:25本谷橋・休憩15⇨11:25横尾山荘⇨12:15徳沢園・昼食30⇨14:25河童橋・水遊び10⇨14:45上高地へ下山