2021年の春。
コロナに怯えつつも、どこかでストレス発散をしたい。
その気持ち、わかります。
「昨年からキャンプを始めました!」
アウトドア用品店の賑わいからわかる通り、そういう人も多いかと思います。
春の登山っていいんだな
山を登る人の感覚では雪や気温に大きく左右されますが、花で登る山を決める人も多くいらっしゃいます。
4月頃から6月頃にかけては雪解けが進み、花の種類も豊富。
全国各地で多くの登山者が山に出かけ始めるこの季節にあなたも登り始めてみませんか。
身近な山から始めよう
知ってる山は富士山くらい。身近な山ってどこ?
そういう疑問が湧くところから始まります。
多くの方は“どこの山になら自分が登れるのか”ということがわかりません。
登山に縁もゆかりもない人にとって、それは当たり前の疑問ですよね。
そこで、ご提案している身近な山は、
地元や今住む家の沿線で行ける山です。
春の登山の特徴
春の登山ってどんな特徴があるのでしょうか。
春の山の楽しみってなに?
もしかしたら雪があるの?そんな疑問も。
天気に注意
北アルプスや八ヶ岳、北海道、東北の山域では雪が残っています。
これを「残雪」と言います。そして雪の残る季節を「残雪期」と言います。
この残雪期は天気に注意が必要です。
時に春の山には嵐が来ることがあります。
それでも好天の時にはTシャツでも暑い!
そんな絶好の山日和があなたを迎えてくれます。
花々を楽しもう
雪解けの後は花が楽しめるタイミング。
ツツジ、シャクナゲ、水芭蕉、カタクリ、福寿草など。
待っていましたと言わんばかりの花々を楽しむのも春の登山ならでは。
苦しい登山中に、少し顔を上げてみるとそこには綺麗な花が咲いています。
もし良かったら花を見に山に出掛けてみませんか。
これから登山を始める人へ
ハイキングでも登山でも4時間
友達から誘われて行ってみたら意外とキツかった。
ハイキングだって聞いてたのに・・・。
ここで大切なのは事前にどれくらい歩くコースを確認することです。
登山口から山頂までの歩く時間を確認しましょう。
ハイキング未経験だったり、長いブランクがある場合にはコースタイム(所要時間)の2倍以上時間がかかることも。
そんな時のために何時にどこだったら引き返すなど計画しておくことも大切です。
そういったことも含めて、最初のうちは4時間も歩ければ頑張ったと胸を張れるのではないでしょうか。
山と高原地図の存在
登山者が多く集まる山域を対象に昭文社が発行する山と高原地図というガイド地図が販売されています。
どこからどこまでをどれくらいの時間で歩くのか。時間だけでなく注意箇所の喚起も掲載されているので、ハイキングの予定が決まったら山と高原地図を一番に購入して、どこの山に登るのか確認してみることをお勧めします。
自分で情報は把握しよう
何が必要で、もしもの時に何があればいいのかという持ち物の確認がとても大切になります。
どこの山に行くのか、どんな道をどれくらい歩くのかという基本的な情報は言わずもがな。
そして、どこの駅で出発し、どこの登山口へ向かうのか、といったアプローチの確認も大事になってきます。
大切なことを人任せにするのではなく、自分ごととして情報を把握しておく必要があります。
連絡しておこう
どこの山に誰と登るのか。
何時頃からどこのコースを歩くのか。
そして同行者の緊急連絡先などと合わせて親しい友人や家族に伝えておきましょう。
ハイキングと侮るなかれ。
冬眠から目覚めたお腹を空かせた熊に遭遇したり、道迷いに遭ったりする可能性は十分にあります。
もしもの時、あなた自信を探してもらう手段を一つでも作っておきましょう。
「17時までに下山したよ!というLINEとか電話がなかったら警察に通報してね!」
一言添えてハイキング情報を友人や家族に伝えておきます。