こんにちは。
登山ガイドの田中はじめです。
スカルパから出ているリベレODが想像以上に良いので記事にさせていただくことにしました。
登山靴リベレODについて
基本スペック
重量 | 片靴690g(サイズ42基準) |
カラー | ライム/アクア |
サイズ(cm) | EU37(23.5cm)〜EU48(29cm) |
材質 | 耐水スエード/マイクロテック |
ライニング(内装) | Outdry® |
ソール(靴底) | ビブラム・ペンタックスプレシジョンⅢ |
取扱販売店 | 石井スポーツ/カモシカスポーツなど |
リベレODの特徴
一般登山道の縦走から岩稜帯、残雪期を想定して作られているリベレOD。
軽さが特徴的で長時間の山行においても疲労感軽減に寄与します。
軽さ:片靴690g(サイズ42基準)
ソール素材はビブラム
ソールはビブラムのペンタックスプレシジョンを採用。
セミワンタッチアイゼンを装着しての積雪期の利用が見込まれますが、ソールが少し柔らかいこともありハードな雪山登山には少し心配も残りますが、おそらく問題なく使用できるかと思います。
ライニング素材はOutdry®
ライニング?と思われる方も多いかもしれませんが、有名なライニング素材はゴアテックス。リベレODではゴアテックスではなくOutdry®を使用。
防水性としては必要十分かと思います。透湿性も悪いわけではありません。
体感レポ・履き心地
初登頂は横尾経由で北穂高岳
初登頂となったのは北アルプスにある北穂高岳。
上高地から約9時間の道のりを手助けしてくれたのはリベレODでした。
涸沢から岩場も多い中、下りで本領を発揮してくれました。
全体的に疲労感も少なく、安心して登山を行うことができます。
お客様にもオススメできる履き心地
(決して回し者などではありませんが)リベレODは非常に履き心地も良く、インソールを使うことで個人差のある足の形にも対応できる日本人向きの登山靴なのではないかと感じています。
クッション性は問題なし!
北穂高岳では上高地から往復。
登りで9時間程度、下りで7時間ほどの山行になりました。
岩場歩きの歩行後も大きな足の痛みなどは感じませんでした。
クッション性は十分なのではないでしょうか。
防水性は良い!
幸いなことに天候に恵まれた北穂高岳。
登山靴で気になることの一つに防水性があるかと思います。
ライニング素材はゴアテックスではなくOutdry®のため気にされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
途中の休憩地にて沢で水を触る際に靴が沢の中に入るものの浸水などはありませんでした。1分とまでは行かないまでも数十秒浸水がないことを考えると十分な防水性があるのではないかと思います。
リベレOD最大の強み
リベレOD最大の強みは軽さではないでしょうか。
同等のスペックを持ち合わせた登山靴の中では群を抜いた軽さを誇っています。
足の疲労軽減にも繋がっていますが、足取り軽く5、6時間を超える中長時間の山行ができることは大きな強みだと思います。