長期休暇となるGW期間中(4月28日〜5月8日)は例年以上に遭難事故が頻発。
どういうことが原因だったのでしょうか…
原因を探りながら、春山にどう向き合ったら良いのかを学んでいきます。
予報は最悪。
このGW期間中の天気予報は良くはありませんでした。
むしろ荒れる予報ばかり。
予報を見ずとも、天気図を見れば一目瞭然でした。
そんな中、果敢にも山に挑もうとする登山者たち。
そんな登山者の姿勢はこんなものでした…
1:入山してから判断。
2:山の麓で判断。
3:悪天候に見舞われても大丈夫。なんとかなる!
そんな姿勢で山に向き合われていた方が多いのではないかと推測しています。
天気を見誤る罠がある。
予報が100%当たることもありませんし、人が願うように低気圧が動いてくれるはずもありません。
また地形などで大きく左右し、隣町と天気が異なることもよくある話です。
⇒入山してから判断
標高の低いところから、また山頂・稜線が見えづらいところからは山頂付近の様子がわかりづらいのは仕方がありません。
それでも空全体が青空になっているとポジティブな判断をする傾向にあります。
⇒山の麓で判断
麓で天候を判断するのは難しいものがあります。
下界の天気と山の天気は異なります。
また麓で天気を読んでも、家で天気を読んでも同じです。
⇒悪天候に見舞われても大丈夫。なんとかなる!
なんとかならなかったのが、今回の事故。
天候が悪化してから身動きが取れなくなった登山パーティー(山岳グループ)が続出しました。
どんな人が罠にハマったのか。
登山者…であることは間違いありません!
世間に間違った意見が出回っているせいか、春の雪山には雪山初心者が足を運びます。
また長期休暇の取れるGWであり、開山したばかりということもあり、多くの登山者が集まりました。
山岳会のパーティーも多く、山岳会の多くの方も遭難者の一人となっていました。
遭難者が続出する罠ってなんだ。
雪山初心者、山岳会の人たちがハマった罠が気になるところ。
罠については「2016年春の雪山は遭難・事故が頻発!(2)」にて書かせていただいております。ぜひご覧ください。