雪山登山を始めて2年目という方はどうやって2シーズン目の雪山を始めたらいいだろうと悩まれる方も多いかもしれません。
1年目を終えて、来年はどこに行こう!と決めていても、いざ冬を迎えると明確な指針もないまま行くのは不安という声をいただきましたので、今回は2年目の指針をご提案させていただきたいと思います。
天狗岳の勧め
雪山登山2年目の一つ目の山として天狗岳はどうでしょうか。
天狗岳は八ヶ岳連峰に位置し、標高2,645Mの山になります。
雪が定着してしばらくの間は肩慣らしが必要となりますし、いきなりのステップアップは無謀というもの。
天狗岳を一泊二日程度の時間をかけ、ゆっくり雪山を体感していきます。昨年の感覚を取り戻していくのにちょうど良い山行になると思います。
雪上訓練は必ず受ける
1年目の復習、また2年目のステップアップを目指して必ず雪上訓練を受けるといいと思います。
雪山一発目に雪上訓練を受けるのもよし、肩慣らしを数回してから雪上訓練を行うのも良いものです。
雪山装備を買い足して、お試しの場としても有効かと思います。
またこういう場では装備について実践の場に基づいたアドバイスがもらえるが嬉しいポイントですね!
より高みを目指す場合には、3月、4月に中級・上級の雪上訓練を受けるのも良いかと思います。この場合は1シーズンで2度雪上訓練を受けることになります。
お金を払ってでも習得する価値のある技術を雪上訓練で身につけるようにしましょう。
2年目の目標を決める
2年目に「八ヶ岳・赤岳」もしくは「北アルプス・西穂高岳」に登りたいという方が多いように感じています。
冬季西穂高岳の難易度は高くなりますがチャレンジしてみる価値はあると思いますが、精神力・体力・技術力が総合的に上がっていないと滑落しかねない山といえますので、オススメはしません。
2年目にチャレンジしてみる価値のある雪山
- 上州武尊山
- 唐松岳
- 木曽駒ケ岳
- 赤岳・横岳・硫黄岳縦走
1年目に登るべきオススメの雪山として、北横岳・黒斑岳・蛇骨岳・谷川岳・西穂高岳丸山・蓼科山をご紹介していますので、組み合わせて山行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
2年目もツアーや山岳ガイドの活用は有効!
2年目の雪山計画の立て方として、山岳ガイドと一緒に歩く山行やツアーに参加する計画を組み込むのも一つです。
雪山登山を始めて2年目だけど、まだ不安が残るという方はぜひ検討してみましょう。